4月の出張所月次祭を家族でつとめさせていただきました。
ドイツでは感染者数が再び爆発的に上昇しており、多くの地域では再び厳しいロックダウン規制下におかれています。学校は最終学年のクラスに至るまで、ディスタンス授業、すなわち家でのリモート授業に移行しました。商店は検査を受けて陰性だった個人経営者のみが決められた時間規制の下で店を開けることが許されるのみです。現状では、ドイツの連邦制の原則に従い、いくつかの州においては感染状況によりそれぞれ異なった独自の規制が施行されていますが、今やドイツ全体を規制対象とするような法案が議論されています。この法律は、十万人につき百人以上の感染者が出た場合に施行され、この法律が施行されると各州独自の法律が無効になるという内容のものです。これはしかしながら、政治的にも法的観点からも異論が続出しています。
今週、二つの州の議会がこの法律についての審議を行う予定です。住民の雰囲気は日に日に悪化しており、より厳しい措置を求める人がいる一方で、昨年11月初頭からの長いロックダウンによって、資金的にも、肉体的にも、精神的にもすでに消耗状態にある人もいるのです。特に精神的疾患や社会や家族内での軋轢が増加しています。高齢者のワクチン接種がなされる一方、若い人々に対するワクチン接種は、ワクチン量が足りないため、尚問題を抱えたままです。アストラゼネカのワクチンが老人に対してのみ接種がゆるされているということも、社会的軋轢を強める原因になっています。
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