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婦人会リレーエッセイ  トマト

こんにちは。今回の婦人会リレーエッセイ担当の「トマト」です。コロナ禍がちっとも落ち着いてくれない中ですが、皆様いかがお過ごしですか?

 

最近は暑さも厳しく、熱中症にも気を付けなければなりません。コロナと熱中症の症状は似ているそうなので、要注意です。

 

 ところで、私は先日里帰りをしてきました。もちろん細心の注意を払っての里帰りで、友人と会える訳でもなく、買い物に行くわけでもなく、お墓参り以外はおもに実家の片づけや、掃除、そして子守りをしていました。

 

 小さい姪っ子甥っ子の子守りです。3人きょうだいで、長女が1年生、長男が(たぶん)5歳、次女が2歳。実家の近所に住んでいるので、保育園や学校から直接実家に帰ってきます。この3人がまた強烈なんです。

 

狭い実家で、思う存分遊びます。上の二人はお風呂に入る順番でよくケンカをします。遊んでいたいので、先に入りたくないわけです。この間はあんまり聞き分けがないので、思いっきり怒りました。そうすると、それを見ていた次女の方があまりに怖くて泣きだしてしまいました(笑)

 

この次女がまた面白い。3人目なので超おませです。ある日お風呂で泣いていたので、「どうして泣いてたの?」と聞いてみました。以下はその時の会話です。

 

姪:お父さんとお風呂に入るのが嫌だったの。

 

(この子はお父さんのことがあまり好きではありません。たまに帰る私のことは大好きと言ってくれるのに。)

 

私:お父さんが嫌いなの?

 

姪:うん。

 

私;そんなこと言ってお父さん泣いたらどうする?

 

姪:(首を振って)お父さん大好き。(そして私にむかって)お父さん大好きって言うたらお父さん喜ぶな。

ですって。どう思いますか。2歳でこのセリフ。私、寝かしつけながら笑いをこらえるのに必死でした。

 

こんな感じで、たまに腹のたつことがあっても、この子守りが楽しみの一つになっていてで、この子たちに癒してもらって、また頑張れます。この子たちが帰った後はくたくたですが、今回も子守りができて、よかったなぁと思います。

 

先日、新聞の読者コラム欄に小学生が投稿していました。コロナのせいで友達にも会えない、「6年生を送る会」も「運動会」も中止、残念なことばかり。でも、お父さんお母さんといる時間が長くてよかった、というものでした。

 

「よかったな」と思えることは誰の周りにも結構たくさんあるんじゃないかな、と思います。

 

 小学生の時、「りぼん」という雑誌を読んでいたのですが、12月号の付録にクリスマスカードがついていました。そのカードに、「皆が自分の周りの幸せに気づきますように」と書いてありました。「幸せになりますように」ではなく、「気づきますように」と書いてあったことが、小学生の私の心に響いたようで、今でもたまに思い出します。まだまだ「気づけていない『よかったな』」がありそうです、私。