今、もう一つの医療崩壊の危機が迫っているという。医療現場での血液不足である。
コロナ禍の影響で昨年から献血する人が激減。輸血が必要な人は全国で毎日3千人おりそのために1万5千人の献血が必要という。
白血病で輸血を受けた競泳女子の池江璃花子さんは自身のSNSでも献血の協力を呼びかけている。
先日、高齢の父が極度の貧血から緊急に輸血することになり、県外と県内で2日間合計8時間を要した。父の顔が少しづつ赤らんでくるのを間近に見て、献血にご協力下さった方のまごころと様々な人の関わり、そして神様のお働きによって命を繋いでいただいた有難さをひしひしと感じた。
2年前、池江さんが白血病を公表されてから、同い年の娘をもつ親として他人事とは思えず、骨髄バンクの登録や献血に微力ながらに協力してきた。
延期になった東京オリンピック1年前のイベントで希望の炎を手にした池江さんは、感謝のことばを話した上で「単なる1年の延期ではなく『プラス1』と考える。それはとても未来志向で前向きな考え方だと思う」と語られた。
病と闘う若干二十歳の言葉が胸に響く。身近に埋もれている自分にしか出来ない「プラスワン」に心を砕いていきたいと思う。
皆さんも今自分に出来ることの一つに献血を加えてみませんか?
グスコーブドリ
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