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2022年 2月月次祭 大教会長挨拶

 本日は、冬の寒さが本番の中にも穏やかなお日柄をいただいて、皆さんにはそれぞれお忙しい中を、また、コロナウイルスによる影響の大変な中をも、遠近を問わず二月の月次祭にご参拝をいただき、誠に有難うございました。また、日々はお道のご用の上にご丹精を下さり、誠に有難うございます。

 一昨日に、十七日間にわたった雪と氷のスポーツの祭典、北京冬季五輪が閉幕をしました。この度日本選手団は、前回大会の十三個のメダルを上回る十八個のメダルを獲得して、冬季五輪最多となる大活躍となりました。そこで、オリンピックのこの期間、テレビに釘づけになった人も少なくないと思います。そして、コロナ禍で気持ちがつい下がりがちになってしまう中、日本の選手の活躍から感動をし、勇気づけられたこの度のオリンピックであったと思います。

 先月の二十二日、春の大祭を結構につとめさせていただき、そして、祭典終了後まもなくしてからは、教会長夫妻・布教所長決起大会を開催して、記念祭に向かって新たな決意をお誓いさせていただきました。また、翌日には二年に一度の教養掛研修会を講師の先生をお招きをして、たくさんのことを学ばせていただくことができました。そして、この期間慌ただしく忙しい中でしたが、たくさんのお力添えをいただき誠に有難うございました。

 今も申し上げましたように、春の大祭の後に記念祭に向かっての、教会長夫妻・布教所長決起大会を結構につとめさせていただくことができました。しかし、決起大会の途中に輪西の会長さんが突然に体調を悪くされて、救急車で病院に運ばれたということがありました。ですが、過労による貧血だったということで点滴の治療をしてもらい、お陰様で入院することもなく大難を小難にしていただきました。その後、輪西の会長さんは大教会で少し休養をとってからおぢばへと行き、そして、再び大教会へ戻って神殿奉仕を一週間つとめて下さいました。元気になって勇んでつとめてくれましたので、本当に有難く安心をしました。

 この度の決起大会で、輪西の会長さんが体調を悪くされましたが、しかし、このことは輪西の会長さんが城山につながる私達みんなの代表となって、今一度気を引き締めなさいと、神様がお見せ下さったことだと思います。そして、そのお蔭で決起大会の最後に、気を引き締めることができたのだと思います。この度の決起大会は、記念祭に向かっての再出発でありますので、記念祭に向かって心新たにして、前向きな気持ちで日々の歩みを進めさせていただきたいと思います。

 さて、話は変わりますが、先月の二十七日にご本部に於いて、少年会の年頭幹部会が開催されました。そして、その中で少年会本部の委員長さんより、今年のこどもおぢばがえりは開催しないとの発表がありました。そこで、今年は昨年のように「夏休みこどもひのきしん」を提唱し、期間を七月二十六日から八月二十八日までとして、現在、おぢばでのひのきしんを計画中とのことであります。そして、少年ひのきしん隊本部練成会のことですが、現在一泊二日で計四回に分けて、開催できるように進めているとのことでした。このように、少年会本部では今準備を進めているところですので、決まり次第親子会やきやま月報を通してお伝えさせていただきますので、ご承知置きをして下さい。

 今年も残念ながらこどもおぢばがえりが中止となりましたが、しかし、今も言いましたように、夏休みこどもひのきしんや、少年ひのきしん隊本部練成会がございますので、是非、この機会を利用して子供さん方に、おぢばがえりを勧めていただきたいと思います。そして、おぢばに帰られた子供達に、たくさんの楽しい夏の思い出ができるように、育成者として心尽くしていきたいと思います。今もコロナウイルスの影響で少年会活動がままならない中ですが、まだ夏まで時間がありますので、今の状況で子供達にできることを精一杯させてもらい、縦の伝道の上に時間を注がせていただきたいと思います。

 現在もコロナウイルスの影響から、この先どうなってしまうのかと、不安や心配を感じるところであります。先月の末頃に静岡市に住んでいる、うちの家内の甥っ子がコロナに感染をして、私の身近で初めての陽性者となりました。その子は小学五年生の十一歳で、いつも明るく元気でやんちゃな男の子で、可愛い甥っ子なんです。しかし、コロナの陽性が分かってから自宅療養となり、そして、コロナに感染したことに心傷ついてしまい、部屋に閉じこもってふさぎ込んでしまったのです。そして、幾度か母親に「ママ、僕の身体の中にはコロナの菌がいっぱいあるんだね。」と、泣きながら訴えてきたことがあったそうです。私もその話を聞かせていただき、同じ位の年齢の子供を持つ親として、たまらなく心が痛みました。そこで、もしこれが自分の子供達だったらと、何度も思い考えました。

 コロナが発症をして二年近くが経ちますが、当初から今もコロナに感染された方に対して、誹謗中傷があると聞かせていただきます。そこで、私達もいつコロナに感染するかわかりませんし、そして、感染したとしても何も悪い訳ではありません。ですから、もし私達の周りにコロナの感染者が出られたとしても、私達は教祖より「やさしい心になりなされや。人を救けなされや。」と聞かせていただくお互いでありますので、誹謗中傷をすることなどなく、やさしくおたすけの心で寄り添っていきたいと思います。そして、子供達の未来の為にも、コロナの節が一日も早く治まりのご守護をいただけるように、この状況の中でもしっかりと通らせていただくことが、私達大人に与えられた大切なつとめであります。

 最後になりますが、先月の四日ご本部での年頭挨拶の場で、真柱様より四年後の立教一八九年に、教祖百四十年祭をつとめさせていただきたいとのお言葉、発表がありました。したがって、来年の一月二十六日より教祖百四十年祭に向かう、三年千日の活動がスタートすることになります。ですから、今年は私達にとって記念祭に向かう三年千日二年目の旬であると共に、教祖百四十年祭三年千日が始まる前の年となり、年祭に向かって心定めて準備させてもらう大切な旬であります。

 おさしづに、

 「日々種を蒔く、一つ種を蒔く。旬々の理を見て蒔けば皆実がのる。旬を過ぎて蒔けばあちらへ流れ、遅れてどんならん/\、とんとどんならん。」とあります。そして、もう一つのおさしづには、

 「旬を外さずしてくれ。外してはならん。旬を外しては出来やせん。」とこのようにありますので、旬がいかに大切な時だということがわかります。ですから、私達お互いは、この旬に旬を外さず旬を追い風にそれぞれがしっかりとつとめ、そして、二年後には素晴らしい実りのご守護を頂戴できるよう、一日一日を喜びの種を積み重ねながら、精一杯通らせていただきたいと思います。 本日は有難うございました。