本日は梅雨の中に足元が悪いところと、コロナウイルスによる影響の大変な中を、遠近を問わず六月の月次祭にご参拝をいただきまして、誠に有難うございました。そして、日々はお道のご用の上にご丹精を下さり、重ねて有難うございます。
本日の六月の月次祭には、明日浩之前会長さんの十年祭と、康前会長さんの五年祭が諸井世話人先生祭主の下につとめられますので、そのことからたくさんの方にご参拝をいただくことができましたので、本当に有難く思います。どうか、明日の前会長様方のお年祭、月次祭に続いてとなりますがご参拝をいただき、世話人先生を芯にして厳かに心一つにつとめさせていただきたいと思いますので、お力添えを下さいますことを、くれぐれもお願いさせていただきます。
さて、皆さんもすでにご承知の通り、今年も夏のこどもおぢばがえりが中止となりました。三年連続の中止ということで、ガックリしている人も少なくないと思います。しかし、そんな中今年も昨年と同じように「夏休みこどもひのきしん」が提唱され、そして、七月二十六日から八月二十八日までの期間、子供達がおぢばに帰られた際にひのきしんができるように準備され、また、仕込み行事やお楽しみ行事なども用意して下さることになりました。
おぢばでのひのきしんについてですが、今年も「ひのきしんセンター」が設置をされ、主に神殿の回廊ひのきしんや、神苑の掃き掃除のひのきしんをご案内して下さるとのことです。そして、仕込み行事とお楽しみ行事についてですが、西泉水プール前広場において、「ピッキー広場」のようなお楽しみの空間や、また、南右第二棟の地下一階では「ほんわかシアター」として、「おやさとやかた講話」のように教えを学べる場が準備されるそうです。そして、地下二階のフロアでは、「ピッキーとリボンの宇宙探検」として、色々な仕掛けを施した大迷路が用意され、また、陽気ホールでは「みちのこサマーステージ」として、様々な特技を持った少年会員やパフォーマーを募って、ステージで披露してもらう場もあるそうです。それとまた、天理参考館では「謎解きウォーク」を開催し、昨年は神苑を炎天下で一時間程歩いての企画でしたが、今年は参考館の室内で展示物を見ていただきながらの謎解きとなるとのことです。その他「夏休みさんさいの里キャンプ」や、「みちのこ作品展」も開催されることになっています。
最後に少年ひのきしん隊についてですが、二年連続で中止となっていた「少年ひのきしん隊本部練成会」が今年は開催されることになりました。今回コロナ禍で一度に大人数は難しいということで、第一次隊から四次隊まで四回に分けて一泊二日で開催をし、各都道府県教区ごとの参加となっております。そして、今年は少年ひのきしん隊が結成されてから五十年の節目にあたり、一人でも多くの子供達に参加をいただきたいとのことであります。以上今年の夏休みの期間、子供達がおぢばに帰られた際のひのきしんや、仕込み行事・お楽しみ行事についてお伝えさせていただきました。
現在もコロナの影響があり、コロナが発生をして約二年半が経ちますが、その間子供達はコロナの節を通して、貴重な経験をすることができたと思います。しかし、その中で学校での行事の中止や縮小、加えて楽しみにしていた夏のこどもおぢばがえりまで中止となって、小さな子供心に我慢を重ね、いっぱい淋しさを感じてきたことだと思います。そこで、そんな子供達を今年はなんとか喜ばせたい楽しませたいと、親であり大人なら誰でもそうしたいと感じているところだと思います。ですから、今年の夏休みに子供達をおぢばにお連れして、おぢばならではの賑やかな雰囲気をたくさん感じてもらい、そして、おぢばでの夏の楽しい思い出が子供達の将来の信仰の糧となるように、精一杯のお世話どりをさせていただきたいと思います。
話は少し変わりまして、皆さんの中でご存知の方もいると思いますが、輪西の教会の活動が先月北海道の地元の室蘭民報に、写真付きで掲載をされました。ここで、その時の記事を読ませていただきますと、「毎週金曜日午後三時を過ぎると、小学生らが続々と訪れ元気な挨拶の声がこだまする。学校の宿題や用意した問題集を選び、勉強に集中。「楽しく習う」がモットー。幅広い世代の地域住民の交流の場にもなっている。こども食堂やお泊り会などを企画する中、将来的にみんなが集える場にしたいと、2019年秋に立ち上げた。普段は小学生が多いが、テスト期間になると中学生も集まる。問題集は二十種類ほどあり、自由に必要に応じてコピーして使用する。勉強に飽きたこども達の為に、別のスペースも用意。世代を超えた交流も楽しめる。ケーキ作りや豆まきなど季節に合わせた行事なども展開する。」と、このようにありました。
私もこの記事を読ませていただいて、励みといいますか、城山につながる教会の活躍に大変有難く思いました。そして、この度輪西の教会の活動が新聞に取り上げられたのは、こども達の為に心を尽くし、日頃の努力の積み重ねに神様がお働き下され、地域の皆さんに喜ばれ認められた賜物であると思います。今世界はコロナの影響から時代が大きく変わろうとしており、教会のありかたも変わらなくてはいけない時に来ているように感じます。だから、今の時代輪西の教会のように地域に根差し、教会独自の活動を展開していく必要があると思います。それには、教会の会長さんや奥さんが、または教会につながる人達の何か得意とすることを、教会の活動の上に活かしていくことだと思います。どうか、記念祭に向かうこの旬に、城山につながる教会が時代の変化と共に歩めるよう、教会の得意分野を活かしながらつとめていきたいと思います。
最後になりますが、今年もまもなく半年が終わり、来月から後半へと入ります。お互い様に今一度これまでの足取りを振り返り、心新たにして後半へと入らせていただきたいと思います。そこで、今年は記念祭に向かう三年千日の二年目の旬であり、また、来年一月二十六日より教祖百四十年祭に向かう三年千日がスタートしますので、その前の年に当たり年祭に向かう下地作りをさせていただく年だと思います。ですから、今年の後半を記念祭と教祖の年祭に向かって引き続き活動方針を目標にして、おぢばへのご恩報じにしっかりとつとめさせていただき、日々感謝の心を積み重ねながら、後半の歩みを進めさせていただきたいと思います。本日は誠に有難うございました。
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