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2022年 7月月次祭 大教会長挨拶

 本日は皆さんには夏の暑さ厳しい中と、コロナウイルスによる影響の大変な中を、遠近を問わず七月の月次祭にご参拝をいただき、誠に有難うございました。そして、日々はそれぞれの立場の上からお道のご用の上にご丹精を下さり、重ねて有難うございます。

 先月の二十三日には前会長様方のお年祭を、諸井世話人先生祭主の下に、厳かに結構につとめさせていただくことができました。年祭当日には、たくさんの皆様にご参拝をいただけましたので、叔父と父も大変喜んで下さったことだと思います。そして、この度の年祭の上に、城山につながるたくさんの皆様にお力添えをいただきましたこと、心より御礼を申し上げます。誠に有難うございました。どうか、この度の年祭を通して前会長様方にご安心いただけるように、記念祭に向かって一手一つにつとめさせていただきたいと思います。

 先月の月次祭でお話ししましたように、今年も夏のこどもおぢばがえりが中止となりました。しかし、今年も昨年と同じように、「夏休みこどもひのきしん」が提唱され、そして、七月二十六日から八月二十八日までの期間、こども達がおぢばに帰られた際にひのきしんをはじめ、また、仕込み行事やお楽しみ行事などにも参加出来るようになりました。

 現在城山につながる各教会では、この機会にこども達をおぢばへお連れするのにあたって、おぢばがえりの計画を立て準備を進めているところだと思います。そして、そんな中今コロナの影響が再び広がってきておりますので、おぢばに帰らせていただくことに、とまどいを感じている人も少なくないと思います。そこで、うちの教会ではそのことを考慮して、今年は大人四人・子供四人の小団体にして、ワゴン車でおぢばがえりをさせていただくことにしました。どうか、今また不安や心配を感じる現状にありますが、その中をそれぞれの教会で工夫をしながらこども達をおぢばへとお連れして、そして、今年のおぢばがえりがこども達にとって、かけがえのない夏の楽しい思い出となるよう、心を込めてお世話どりをさせていただきたいと思います。

 夏と言えば、今お願いさせていただいたこどもおぢばがえりだけでなく、学生さんがおぢばで集う「学生生徒修養会高校の部」が開催をされます。今年は期間が八月八日から十二日までとなっており、今回城山から三名の学生さんの参加が決まりましたので、大変有難く嬉しく思っております。どうか、記念祭に向かうこの旬に、城山につながる学生さんがおぢばでお育てをいただけるように、学生層育成の上にお力添えをお願い致します。

 さて、今年も早いもので後半へと折り返して、まもなく一ヶ月が終えようとしております。そして、本日の月次祭では、お互い様に後半の心定めなどを親神様・教祖にお誓いさせていただいたところだと思います。心定めと言えば、今年のはじめに諸井世話人先生を通して、城山大教会今年一年間の心定めをご本部へ提出させていただきました。この心定めにはいくつかの項目があり、その中で初席者・よふぼく・教人などは、今年に入ってからお与えいただいているのですが、ただひとつ修養科生だけがお与えいただいておりません。そして、その修養科生のことを細かく言うと、昨年の九月以降お与えいただけておりませんので、今月を含めると十ケ月となります。今偉そうに言っている私の教会も、数年間修養科生を出しておりませんので、大変申し訳なく思っております。けれども、結果をマイナスばかりに捉えていては何も始まりませんので、その中でも前向きな気持ちを持ちたいと思っています。おぢばはお育ていただける所であり、旬はたすけたすかりの旬と聞かせていただきますので、どうか、記念祭に向かうこの旬に、各教会でこの人にたすかってもらいたい、お育ていただきたいという人を、是非おぢばでの修養科へと送り出していただきたいと思います。

 最後になりますが、先月の二十七日本部直属の教会長が集まる、かなめ会に出席をさせていただきました。そして、その中で内統領先生より今年の十月の秋の大祭で、教祖百四十年祭に向けて真柱様より、諭達がご発布されるとの発表がありました。そこで、内統領先生は、「今からしっかりとご発布下さる諭達を受けられる心の準備を進めていきたい。」と、ありました。

 現在、再びコロナの感染者が拡大をして、この先コロナの影響がどうなるのかと、色々と感じているところだと思います。今年はじめの年頭のご挨拶で真柱様は、「コロナの感染症が、この先どのようなことになるのか、私達には分かりません。安心して御用ができる時が、いつごろ来るのか予想もつきません。安心して御用ができても、できなくても、時間は同じように過ぎていきます。できないのはコロナのせいだというようにせずに、与えられた条件の中で、やらなくてはならないことをいかに進めるかということを、今の時旬を考えて、それぞれのつとめを果たしていっていただきたいと思います。」と、このようなお言葉がありました。

 私達お互いは記念祭に向かうこの旬に、同時に教祖年祭への心を定め、そして、今のコロナ禍を与えられた条件の中で、前向きな気持ちで自らのつとめをしっかりと果たしていきたいと思います。本日は誠に有難うございました。