今年の夏はとても暑く、雨の非常に多い夏でした。そんな夏の思い出から。
先日茗荷畑で、今年最後と思われる茗荷を取っていると、スズメバチに刺されました。近くに巣があるのは分かっていましたが、ついつい。想像していたよりも痛く、痛みをこらながら家内に付き添われ病院へ。幸いアナフィラキシーのアレルギー反応も出ず、痛み止めのおかげで次の日には痛みはかゆみに代わっていきました。わかっていながら羽目を外す。我ながら情けない話です。
先日、NHKの鶴瓶さんが出る番組で、沖縄の小学2年生の女の子の詩を紹介していました。沖縄全戦没者慰霊祭で朗読された詩です。
「こわいをしって、へいわがわかった」という題名。
家族と共に沖縄戦の絵を見て感じた感想、思いを表現したもので、戦争の怖さから「へいわ」とはいったいどんなものなのか。小学2年生らしい感じ方でつづられています。
「こわい(戦争)」をしって「へいわ」がわかり、それを大切にしたい、そんな詩に感動を受けました。
もうひとつ。講習会参加の高校生が新型コロナ感染者と同室になったため濃厚接触者となり、詰所で隔離生活の数日を過ごします。食事を運んでくれる青年さんに、「ごちそうさまでした。」「おなかいっぱいです。ありがとうございます。」などの伝言が、食器に添えられていたそうです。折角の講習会に途中離脱のハプニングの中にも、感謝の心を表す行いに思わずほっこりです。
思いやりや感謝の心、幸せになろうとする気持ちは、時を超え、また、思いがけない不都合な中にも喜び心に替えていけるのだなあ、と学んだ貴重な夏の思い出でした。私も、蜂に刺された出来事を喜びに替え、忘れえぬ夏の思い出にしたいと思います。
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