本日は、寒くなっていく中にも穏やかなお日柄をいただいて、皆さんにはそれぞれお忙しい中と、コロナウイルスによる影響の大変な中を、遠近を問わず十一月の月次祭にご参拝をいただきまして、誠に有難うございました。また、日々はお道のご用の上にご丹精を下さり、そして、記念祭に向かってもたくさんのお力添えとご真実をいただき、誠に有難うございます。
今年も早いもので、まもなくして十一月が終わろうとしております。十一月の月名は、皆さんもご存知の通り霜月と呼ばれていて、「霜降り月」が転じて「霜月」になったとあります。ですから、これから益々寒くなりインフルエンザも流行ってきますので、コロナウイルスと同様にして、お互い様に体調管理には充分気を付けていきたいと思います。
先月の二十二日は、秋の大祭をたくさんの参拝者をいただいて、賑やかにつとめることができました。そして、翌日の二十三日には、大教会創立百三十周年の記念事業として、境内地の参道から二棟の玄関に掛けて、コンクリートのアプローチ(道)をつくるひのきしんを、たくさんの方にしていただきました。お陰様で、コンクリートのアプローチが無事完成をし、境内地が以前より見違えるように立派になりました。お力添えを誠に有難うございました。
今月の二十七日には、おぢばで女子青年大会が三年ぶりに開催をされます。そして、現在城山から女子青年さんが十四名、参加して下さると聞いております。尚も長引くコロナウイルスの影響の中、私が想像していた以上のたくさんの女子青年さんにおぢばに帰ってもらえるので、本当に有難く思います。そして、参加して下さる女子青年さんの中で、二十六日におさづけの理を拝戴する方がおられますので、重ねて有難く思っております。このように、今回おぢばに女子青年さん達が帰ってきますので、皆さんには温かくお声を掛けていただき、お世話どりをくれぐれもお願いさせていただきます。そして、女子青年さんの皆さんには、この度委員長さんが変わりましたので、新しい委員長さんを芯にして、女子青年活動を楽しく進めていただきたいと思います。そして、婦人会の皆さんには、その後押しをお願い致します。
さて、先月の二十六日には、おぢばで秋の大祭が賑やかにつとめられました。そして、真柱様より教祖百四十年祭に向けての、諭達第四号がご発布されました。真柱様は諭達を読み上げられた後に、「年祭を勤める意味は昔から変わらない。勤める人の気持ちは、定命を縮めて身をかくしてまでも、子供の成人をお急き込みくだされたをやの思いを思い起こして、年祭を目標に仕切って成人の道を歩み、その実をもってお応えしようと勤めてきたことにおいては変わりがなかったし、その基本精神は今後も変わってはならない。」と、述べられました。
そして、そのうえで、時の流れとともに、年祭を勤める人の顔ぶれが変わっていく中で、真柱様は、「当然のことながら、年祭の意味や、どういう気持ちで勤めるか分からない人もいる。」と、指摘をされ、「全教が心を揃えるためにも、知らない人は年祭の意味を知り、をやの思いに沿わせてもらおうと積極的に歩む気持ちになってもらうための材料として、この諭達を利用してもらえれば。」と、このようにお話下されました。
教祖の年祭を勤める意味は、真柱様のお言葉にもありましたように、年祭を目標に仕切って、子供の成人を思い定命を縮めてまでも現身を隠された教祖の、親心にお応えできるような、成人の歩みを進めさせていただくことであります。そこで、年祭に向かって私達の心の指針となるのが、諭達第四号であります。すでに、城山につながる各教会では朝夕のおつとめの時などで、諭達を拝読されているところだと思います。どうか、毎日の拝読の積み重ねから心に治まるよう努力をさせてもらい、来年より始まる教祖の年祭活動に繋がせていただきたいと思います。
今年も残すところわずかとなり、来年の記念祭まで一年を切りました。そして、来年は記念祭に向かう三年千日三年目の仕上げの年であり、教祖百四十年祭の年祭活動が始まる年で、大事な尊い時旬を迎えることになります。ですから、来年皆さんとご一緒に、充実した実りある一年をお与えいただけるように、今年の残りの日々を一日一日を大切にして、おぢばへのご恩報じに精一杯つとめさせていただきたいと思います。
最後になりますが、この後神殿講話に代えて学生層育成者講習会を開催し、ご本部学生担当委員会副委員長・中山祥吉先生よりご講話を頂戴致します。先生ご自身の経験から、次代を担う学生さんの育成について、大事なポイントを聞かせていただけると思いますので、最後まで熱心にお聴き取り下さいますことをお願い申し上げて、本日の挨拶とさせていただきます。誠に有難うございました。
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