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2023年3月 大教会長挨拶

 本日は、春らしく穏やかなお日柄をいただいて、皆さんにはそれぞれお忙しい中と、コロナウイルスによる影響の中を、遠近を問わず三月の月次祭にご参拝をいただきまして、誠に有難うございました。また、日々はお道のご用の上にご丹精を下さり、誠に有難うございます。

 はじめに、今月の三日はひな祭りの日でありました。その日夕食の時に、先月二十歳になった青年の颯大君の、誕生日会をさせていただきました。誕生日会のメニューは、颯大君の希望で焼肉にしたのですが、うちの娘が「ひな祭りの日に焼肉はおかしいくない。」と、言われてしまったんです。しかし、女子青年の日向子ちゃんが、手づくりのケーキを用意してくれてましたので、娘もなんとか納得をしてくれて、ひな祭りと誕生日会を、みんなで楽しく過ごすことができました。

 ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う行事。桃の節句とも呼ばれています。うちの娘紗衣も、早いもので来月には小学五年生になります。うちの娘は、幼い頃から踊ることが大好きでしたので、二年前からダンスの習い事をさせていただいており、今ダンスに夢中になって頑張っています。そんなダンスの好きな娘なんですが、ところが、夕づとめの時には、なぜかおてふりを踊ってくれないんです。親の仕込みが悪い結果だと反省しております。

 私達家族も東京から大教会に引っ越してきて、早いもので今月で十年が経ちました。当時娘は生後十ケ月でしたので歩くことができず、まだハイハイをしていた時でした。そんな娘がまもなく五年生になりますので、ただ成長を感じるだけでなく、今日まで親神様と周りのたくさんの人達に支えられ、お連れ通りをいただけたのだと、ひな祭りを通して、改めて有難く感謝をさせていただきました。

 今月の十一日には、平成二十三年の東日本大震災と、東京電力福島第一原発事故の発生から、十二年が経ちました。この十二年間で被災地も復興されてきておりますが、それでも三万人以上の方が、今尚避難生活を送られています。私も震災当初は、被災地の為に何かできないか、少しでも慎みのあるくらしをさせていただこうと心掛けていましたが、時間の経過と共に被災地から心が離れてしまい、他人事になって当たり前のようにくらしておりました。けれども、テレビや新聞で被災地の方の大変さを知り、命の大切さと何事もないことがどれだけ有難いことなのかと、改めて気付かせていただきました。震災発生から十二年の節目を迎えた今、改めて被災地に心を向けさせてもらい、一日も早い復興をお願いさせていただきたいと思います。

 さて、来月の十八日には教祖誕生祭がつとめられます。そして、その日夕方から詰所にて城山支部「婦人の集い」があり、翌日には婦人会総会が開催をされます。今年の婦人会総会は、昨年と違い参加人数を制限しないということであります。現在、コロナウイルスの感染者も減少傾向にありますので、教祖百四十年祭・大教会の記念祭に向かうこの旬に、一人でも多くの婦人会の皆さんにおぢばがえりをしてもらい、教祖誕生祭の参拝と、婦人会総会に参加をしていただきたいと思います。そして、城山支部としての「婦人の集い」では、ご婦人さん同士で普段なかなかお話できないことなどを、互いに語り合いながら親睦を深めて、おぢばならではの心のお土産を頂戴して、今後の婦人会活動につなげていただきたいと思います。

 来月の二十三日には大教会に於いて、青年会総会が開催をされます。そして、その日女子青年の集いもされるということですので、大変有難く思っております。当日は青年会と女子青年さんが一緒に、十二下り総立ちでおつとめをつとめて、その後、青年会女子青年会が二つに分かれて、式典と親睦会をするとのことです。また、青年会より総会の参加に向けて、青森・岩手・関東・天理の各方面より、大教会への帰参車両を用意するとのことですので、是非、このことをご利用して参加をしていただきたいと思います。

 今、青年会委員長の小田真二君が、おやさとふしん青年会ひのきしん隊に参加をして、おぢばで伏せ込んでくれており、女子青年委員長の棟方日向子ちゃんが、大教会の青年づとめを頑張ってつとめてくれております。そして、このお二人がそれぞれの行事に向かって、参加のお声掛けをはじめ準備を進めておりますので、私達もその後押しをさせていただきたいと思います。そして、参加して下さる若い人達に喜んでいただける、楽しい賑やかな集いにさせていただきたいと思いますので、お力添えをくれぐれもお願い致します。

 最後になりますが、祭文でも申し上げましたように、明日は春の霊祭をつとめさせていただきます。今日の月次祭に続いてとなりますが、ご参拝下さいますようお願い致します。私達が今日信仰のもとに結構に通らせていただけているのは、先代の霊様・親々の伏せ込みと、お徳のお蔭であります。そして、霊様のご生前中のご功績にお応えできるよう、明るく陽気な教会や・明るく陽気な家庭へとなれるよう、成人させていただくことをお誓いさせてもらうことが霊祭であると思います。ですから、教祖百四十年祭・大教会記念祭に向かうこの旬に、明日の春の霊祭を通して霊様にご安心いただけるように、成人の歩みを進めさせていただきたいと思います。本日は誠に有難うございました。