本日は、皆さんにはそれぞれお忙しい中を、遠近を問わず六月の月次祭にご参拝をいただきまして、誠に有難うございました。また、日々は教祖百四十年祭、大教会創立百三十周年記念祭に向かって、たくさんのお力添えとご丹精を下さり、誠に有難うございます。
はじめに、先月の五月の月次祭は諸井世話人先生のご巡教をいただいて、賑やかに結構につとめさせていただくことができました。そして、その翌日には教会長講習会を開催して、山名大教会から徒歩団参をさせていただき、先人のお足跡を辿ることができましたので、以前までの講習会とは違ったとても有意義な講習会となりました。そして、皆さんには連日たくさんのお力添えをいただき、有難うございました。
先月のご本部の月次祭より、教祖百四十年祭・教会長の登殿参列が始まりました。この登殿参列は、教祖百四十年祭へ向かう三年千日の年祭活動が進められる中、全教会長が教会としての心定めと共に、日頃の活動を親神様・教祖にご報告申し上げて、更なる決意を固め直す上から行われるものであります。そういった中、先月のご本部月次祭は、たくさんの登殿参列の教会長さんのお蔭で、コロナウイルスの影響が始まって以来、参拝者でご本部の神殿が久しぶりにいっぱいとなりましたので、年祭活動を改めて実感することができました。そして、城山としては来月のご本部月次祭に、八人の教会長さんが登殿参列に当たっておりますので、年祭活動のこの旬に、かぐらづとめを拝しながらご参拝をいただき、年祭活動の勇みへとつなげていただきたいと思います。
さて、今年の夏のこどもおぢばがえり開催まで一ヶ月あまりとなり、城山につながる各教会ではこどもおぢばがえりに向かって、計画のもとに準備を着々と進めているところだと思います。私の教会では今年は小型バスをお借りして、二泊三日でおぢばがえりをさせていただく予定をしております。このように、こどもおぢばがえりの時期が近づいてくると、自分のこどもの頃のおぢばがえりが思い出されます。
私がこどもの頃は、現代のようにディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンのような、外で楽しめるレジャー施設がまだその頃は充実をしてなく、また、家族で旅行することなどありませんでしたので、私にとってこどもおぢばがえりがなりよりも楽しみでした。そこで、私のこどもおぢばがえりでの一番の思い出は、友達と一緒に楽しくご飯を食べ、賑やかにお風呂に入り、夜遅い時間まで悪ふざけをしたことが、親元から少し離れてこどもだけの世界のように感じることができましたので、その時過ごした時間が私の一番の思い出です。
このこどもおぢばがえりは、遊園地のようなジェットコースターもなければ、観覧車もありません。しかし、大勢の人達がスタッフとして笑顔で気持ち良く迎えて下さり、機械ではなく人が一生懸命になって、こども達を楽しませてくれる。現実に言えば、世の中にはこのようなところはありません。そして、おぢばがえりに参加したこども達はさまざまな行事を通して、世間とは違ったおぢばでしか味わえない体験をいっぱいして、こども心に大きなお土産をたくさん頂戴できるのが、このこどもおぢばがえりであります。そして、その心のお土産というものが、こども達の将来の信仰の財産となり、土台となるものだと思います。
この夏のこどもおぢばがえりは、四年ぶりの開催となります。現在、おぢば親里では教祖のお言葉にもありますように、「喜ばさずには一人もかえされん。」との教祖のお心を胸に、おぢばに帰ってくるこども達の笑顔を楽しみにして、準備のひのきしんをして下さっているところだと思います。ですから、私達お互いもあと一ヶ月あまり、教祖に代わってまわりのこども達に広く声を掛けて、こども達の笑顔あふれるおぢばでの姿を親神様・教祖にご覧いただき、お喜びいただけるよう、この夏の道の後継者育成の旬に、皆さんと心尽くさせていただきたいと思います。
そして、本日はこの後神殿講話に代えて縦の伝道講習会を開催して、講師少年会本部委員西正一郎先生よりご講話を頂戴します。講師の先生からはこどもおぢばがえりに向かっての、こども達のお世話どりや育成について、大事なポイントなるお話を聞かせていただけると思いますので、お互い育成する者としてしっかりと学ばせてもらって、今年のこどもおぢばがえり本番を迎えさせていただきたいと思います。
最後になりますが、早いもので本年立教百八十六年も、残すところ半年あまりとなりました。この半年間城山につながる皆さんには、本当に大変お世話になりました。お互いにこの半年間を今改めて振り返ってみると、嬉しかったことや楽しかったこと、反対に辛かったことや悲しかったことなど、さまざまな思いをされて通られて来たことだと思います。けれども、そうしたさまざまなことをお見せいただきながらも、今日こうして月次祭をつとめさせていただき、なんとか今日まで結構に、親神様・教祖にお導きお連れ通りをいただけた、私達お互いであると思います。ですから、来月からの今年の後半を、前半にいただいたご恩に少しでもお応えできるように、教祖の年祭と大教会の記念祭に向かって、日々の歩みを勇んで進めさせていただくことを、今日の月次祭の良き日に、皆さんと堅くお誓いを申し上げて、本日の挨拶とさせていただきます。有難うございました。
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