本日は、皆さんにはそれぞれお忙しいところと、残暑厳しい大変な中をも、遠近を問わず九月の月次祭にご参拝をいただきまして、誠に有難うございました。また、日々は教祖百四十年祭、大教会創立百三十周年記念祭に向かって、たくさんのお力添えとご丹精を下さり、誠に有難うございます。
はじめに、今月の三日におぢばの城山詰所にて、こかん様につづく会が開催をされました。久しぶりの開催となりましたので、大変有難く思っております。当日は女子青年さん五名、婦人会員さん二名の参加をいただきました。午前中は始めに婦人会の支部長さんからのお話があり、その後ご本部神殿で揃っておつとめをして、神殿から詰所までの帰り道の途中で、やかた前で草引きのひのきしんをされました。その後、午後は昼食をはさんで、女子青年委員長さんの挨拶から始まり、コップやグラスの下に敷く、コースターづくりをされたそうです。そして、コースターづくりをしながら、お道的・世間的なたくさんの質問に対して、みんなが答えるという形で話が楽しく盛り上がり、夕方解散となりました。
今回久しぶりのこかん様に続く会を、若い女子青年さん達が集まって楽しく親睦を深めて、貴重な時間を過ごすことができたと思います。こうしたことも、年齢が同じ位の若い人達の集まりだからこそ、味わえたことだと改めて感じます。次回どうされるかはわかりませんが、今回参加してくれた女子青年さんが、他の若い人達に是非声を掛けていただいて、若い人達が気軽に集まって楽しめるような、こかん様につづく会にしてもらいたいと思います。そして、その楽しい集いから色々なことを学んで、こかん様につづく女子青年へと育っていただきたいと思います。
さて、祭文でも申し上げましたように、今月の月末の二十八日から三十日まで、「たすけの旬、成人の旬、さあ!にをいがけ」を合言葉に、全教一斉にをいがけデーが実施されます。
にをいがけの歴史というのは、こかん様が十七歳の時の嘉永六年に、父善兵衛様がお出直しになられました。そして、その年善兵衛様のお出直しに拘わらず、親神様のお指図によりこかん様は他三人を連れて、親神様の御名を流すべく、大阪浪速の町へと出掛けられたのであります。そして、町中をお父様のお出直しの悲しみを乗り越えて、「なむ天理王命、なむ天理王命。」と、拍子木を打ちながらつとめられたことが、天理教における初めてのにをいがけであります。
にをいがけというのは、単に布教という意味ではなく、人様にお道の人らしい態度や姿勢で、柔らかく優しい言葉で神様の教えを伝えさせていただき、お道のにをいを映し出すのが、私達の目標とするにをいがけであると思います。
ですから、どうか、月末の全教一斉にをいがけデーには、城山につながるようぼく信者が挙って参加をして、こかん様より始まったにをいがけを、お道の人らしい匂いを出しながら、勇んでつとめさせていただきたいと思います。
明日には秋の霊祭をつとめさせていただきます。現在、大教会創立百三十周年記念祭に向かう旬の最中にあるお互いですが、今月の九日に、城山の教会が明治二十六年九月九日に城山支教会としてお許しをいただいてから、百三十年が経ちました。
その日翌日の十日が、ご本部の神殿当番でしたので、車でおぢばに向かう中とても考え深いものがあり、おぢばに無事着き神殿・教祖殿・祖霊殿と回らせてもらい、教会設立百三十年のお礼をさせていただきました。こうして、教会設立百三十年の節目を無事に迎えられたのも、ひとえには、城山の教会の上にご生前中お力添えを下された、先人の霊様方のご功績のお蔭だと思います。ですから、明日の秋の霊祭を皆さんとご一緒に、霊様方のご功績に深くお礼を申し上げて、記念祭に向かって、厳かに心一つにつとめさせていただきたいと思います。
最後になりますが、来月の大教会秋の大祭には、諸井世話人先生のご巡教をいただきます。そこで、秋の大祭に一人でも多くの方にご参拝をいただけるように、青森・岩手方面より帰参車両を出しますので、是非このことをご利用をしてご参拝をいただき、おぢばの理をいただいてほしいと思います。そして、来月の秋の大祭は、記念祭一ヶ月前の意義深い大祭となりますので、世話人先生のご講話おぢばのお声を素直にしっかりと聞かせていただき、皆さんと心一つに結び合わせて、記念祭を迎えさせていただきたいと思います。本日は有難うございました。
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